ISLAM   〜ムスリムとして知っておくべきこと〜

『イスラームに関する質問 』

ムハンマド・ジャワド・シューリ



  著者紹介

故ムハンマド・ジャワド・シューリ師(Mohammad Jawad Chirri)は、レバノンで生まれ、
イラクの高名なナジャフ・アル=アシュラフ神学校を卒業。多数の渡航後、1949年、
アメリカ合衆国、デトロイトのムスリムコミュニティーから招待される。

50年代後半、旧イスラミックセンター・オブ・アメリカ(イスラミックセンター・オブ・デトロイト) を創設、初代イマームに就任。1959年、シューリ師の多大なる貢献で、エジプト、
カイロのスンナ派イスラームの枢要、アズハル大学の総長イマーム・シェイク・ムハンマド・シャルトゥートゥ師に よってシーア法学派は他の法学派に同等の正当法学派として
承認された。

また、エジプトのナサール、サダト大統領、米国のカーター、レーガン、ブッシュ大統領といった世界の政治指導者がシューリ師に助言を求めた。人びとの信仰生活と政治世界への助言者としての奉仕は生涯続いた。  大勢の読者を魅了する著書を多く残した。

シューリ師の著作に共通するのは、イスラームの真実を率直かつ論理的に語っていることである。正道の追究を渇望する人にとって、真実と寛容さをテーマとした内容は異彩を放っている。 『イスラームに関する質問』の初版から40年が経過した。
にもかかわらず、古くからのイスラームに関する疑問への返答方法は新鮮で、偉大なるイブラーヒーム(アブラハム)の教えの一つであるイスラームの教義と信仰に対する誤解と混乱に光をもたらす著者の姿勢に、読者は驚かれよう。

情報時代の今、多くの人びとが自己存在を自問している。
時の経過が本書を一層意義深いものにした。 本書は対話形式で成り立っており、西洋世界ではあまり知られていない世界宗教の一つを語りながら、読者を豊かな啓蒙の旅へと誘う。

二人の学者の素晴らしい対話は、信仰、神、来世を問う者を擁護したイスラームの縮図ともいえる。

2004年11月10日は親愛なるムハンマド・ジャワド・シューリ師の逝去10年目にあたる。シューリ師の死は大変悲しい出来事だったが、師の奉仕したコミュニティーには貴重な信仰遺産が遺された。初版から40年後の2005年、イスラミックセンター・オブ・アメリカはシューリ師の貢献と功績を讃えて、この度第5版を出版する。


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